四季のたより

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歳時記

旧暦と新暦の季節感のズレの理由は?旧暦と新暦の違いは?

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繊維業界に旧暦の考え方
不可欠なのだそうです。

ゴールデンウイークの月が

旧暦の春の月3月に当たるか
夏の月4月に当たるかは

とても大きな違いなのだそうです。

春の月だと春物の衣料
夏の月に当たれば夏物の衣料
をそろえて売り出します。

現代の暦では同じ日でも
旧暦で見ると全く別の季節!

ちょっと面白くないですか?

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旧暦と新暦の季節のズレはなぜ?

立春(2月4日ごろ)というのにまだ寒い
立秋(8月7日ごろ)というのにまだまだ暑い

この季節のズレはどこから来るのか
ちょっと不思議でした。

新暦だけでは理解できないことも
旧暦を知ると、正確には

太陰太陽暦を知ると、
季節感と生活がより豊かになることでしょう。

 

旧暦の1ヶ月はお月さまの周期

旧暦は月の公転周期が基になっていました。

新月から満月になる期間が15日
満月から新月になるのに15日として

1ヶ月を数えていました。

月の見えない日新月、月立ち(つきたち)転じてついたちから
3日目の細いお月さまを、三日月(みかづき)

7日目ころの右半分が光って見えるお月さまを
弓を張ったような月として

上弦の月(じょうげんのつき)

15日目頃満月です。

そしてさらに満月から7日たった
23日目頃は、左半分が弓を張ったように
光って見える月

月 天体 お月様 ムーン moon 空 下弦の月 弓張月 半月 ハーフムーン 夜 夜空 月夜 光 月光 クレーター 月面 天体観測 宇宙 衛星 風景 お月見 夜更かし ムーンライト スカイ sky.jpg
下弦の月(かげんのつき)

そして30日目頃
またお月さまが見えない状態になります。

この時を月隠(つきごもり)などと
言われていました。

昔の人は、月の満ち欠けにより
1ヶ月の何日頃かを判断していました。

 

お月さまの1ヶ月は太陽の1ヶ月より短い

月の満ち欠けの1か月の平均は
約29.53059日でこれを12カ月で見ると

1年は、約354.36706日となります。

旧暦では、1年は約354日ということになります。

しかし太陽を回る地球の公転は
1年365日ですから、1年で11日も少なくなります。

 

月の動きは必ずしも一定ではない

現代のグレゴリオ暦のカレンダーを見ると
毎月一定の月の日数が決まっています。

2月が28日か29日
4月、6月、9月、11月が1ヶ月30日
1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月が31日

しかし旧暦は毎年違っていたそうです。

旧暦の1ヶ月の平均が29.53059日で
きっちりと30日とか29日とかとはいえないのです。

この端数の誤差を調整するために

1ヶ月29日の月(小の月)と
30日の月(大の月)を

組み合わせて1年としていました。

しかし、月の動きが
必ずしも一定ではなかったのです。

それで毎年、大の月と小の月が
今のカレンダーのようには
一定に、この月が30日であるとか
31日であるとは言えなかったようです。

パソコンもない時代に、毎年膨大な計算をして
次の年の暦が出来上がるのは
11月にならないと完成しませんでした。

ことわざに
来年の事を言えば鬼が笑う

というものがありますが
由来は年の瀬にならないと
来年のカレンダーが解らなかったからです。

 

旧暦は閏月(うるうつき)13ヶ月の年があった

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新月の後の月

お月さまを中心にして
1ヶ月を数えると1年で11日も
速くなってしまいます。

ということは、
季節がずれていってしまいます。

3年たつと1ヶ月
9年で3ヶ月、18年で6カ月

半年も違うと、季節が逆転してしまいます。

季節のズレを解消するために
約3年に1度1年が13ヶ月になる年がやってきます。

もう少し詳しく言うと
19年に7回、閏月が入り1年が13ヶ月になります。

現代の暦、グレゴリオ暦でも
4年に1度閏年(うるうとし)があって、2月が1日増えますね。
2月29日

1ヶ月も1年にぶち込んで13ヶ月にするて
旧暦はかなり大規模な修正です(笑)

それも3年か4年に1度

しかしグレゴリオ暦のように
同じ月で修正とはいきません。

1ヶ月増やすのは、
季節と照らし合わせて
季節のズレを解消していくためのものだからです。

 

季節の基準は二十四節気

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二十四節気
太陽の動きを基(もと)に
24に区切って季節を表したものです。

春分、秋分、立春、立夏、立冬などが二十四節気のことです。

今でも冬至に
カボチャを食べるとか柚子風呂にはいるとか

テレビでも毎年聞く季節のニュースです。

旧暦を
太陽太陰暦というのは

月を中心とした毎日の生活と
太陽暦の要素をもつ
二十四節気の季節を組み合わせたものだからです。

 

なぜかピンと来ない季節感

俳句の季語もそうですが旧暦では・・・

立春から立夏までが春
立夏から立秋までが夏
立秋から立冬までが秋
立冬から立春までが冬

月でいうと

正月から3月が春
4月から6月が夏
7月から9月が秋
10月から12月が冬

という感覚だったようです。

しかし今のカレンダーの感覚、気象庁の発表では

3月から5月までが春
6月から8月までが夏
9月から11月までが秋
12月から2月までが冬

という感覚ですよね。

旧暦と今の暦とは
平均して約36日のずれがあ
るそうです。

1ヶ月ほど今の暦に足してみると
季節感が何となく一致してきます。

しかしながら今でも

夏至の日は1年で一番日が長い日
冬至の日は1年で一番日が短い日

などと、季節を感じ
ニュースでも毎年発表されます。

四季のある日本には
まだまだ季節を感じる習慣が

今もなお根ついているのは
とても心豊かであり、誇りに思います。

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まとめ

いかがでしたか?

今まで微妙に季節感が違うのは
なぜだろうと思っていました。

でも、旧暦を少し理解すると

なるほど~ 

と何となく納得したりします。

それにしても
春は桜、秋は紅葉と

四季のある日本に生まれて
本当によかったと思いませんか?

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