
青パパイヤは苦い?あくの抜き方は?食べ方や保存法は?
完熟していない青パパイヤ(グリーンパパイヤ)はとても苦いです。
しかしあく抜きをすれば、サラダやタイ料理ソムタム、和え物など生でも美味しく食べられます。
またパパイヤは酵素が豊富で熱にも強いので、炒めたり煮たりして食べても、栄養豊富で食べ方、調理方法を知ればとても健康の味方になる心強い食材です。
スーパーでは旬の8月~9月頃、黄色い色の完熟パパイヤを見かけることはあっても、青パパイヤ(グリーンパパイヤ)を見かけることはなかなかありません。
しかし最近では都心や大きなスーパーでは置いてあるところも増えてきました。
あく抜きの方法から食べ方や保存法、またレシピなどもご紹介しています。
ダイエットにも強い味方の青パパイヤを、ぜひ我が家のレパートリーにして、使いこなしてみませんか?
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目次
青パパイヤは苦い!青パパイヤのあく抜き法
完熟に近いほど苦みは薄く、青いほど未完熟で苦みが強いです。
完熟に近い青パパイヤはあく抜きをしなくても程よい苦みで食べられるかもしれませんが、青パパイヤはやっぱりあく抜きはしておいたほうがよいでしょう。
あまり苦いものは、料理全体に苦みが広がりせっかく作った料理が苦くて食べられないことも(笑)
青パパイヤは野菜のように使います。
あく抜きの方法さえ知っておけば、今まで普通に野菜を料理していたようにインスピレーションを効かせいろいろなレシピが生まれそうです。
サラダや沖縄料理のチャンプルーやシリシリのようにいためたり、お漬物にしたり、まったく野菜と同じ使い方です。
その上、完熟パパイヤより栄養も豊富でビタミン類や酵素が豊富に含まれ、肉を柔らかくしたり料理の幅も随分広いんですよ。
青パパイヤのあく抜き法
青パパイヤのあくの抜き方法は2つあります。
・軽く塩をまぶして少し置き(5~10分)流水で流す
・10~30分ほど水にさらしておく
基本的には塩をまぶして5分ほど置き流水で流すです。
1.軽く塩をまぶして少し置き(5~10分)流水で流す
ブロック状に切ったものはやはり塩を振りかけ軽くかき混ぜます
10分ほど置いておく
流水で洗い流す。
細切りにしたり、薄切りにすれば、時間を短くできます。
2.10~30分ほど水にさらしておく
細切りや薄切りの場合は、塩をまぶさなくても水につけておくだけもよいでしょう。
完熟に近いほどアクは少なくなります。
完熟に近い青パパイヤはあく抜きをしなくても食べられるかもしれませんが、あく抜きはしておいた方が無難です。
青いパパイヤは苦みが強く、料理全体が苦くなってしまう場合もあります。やはり青パパイヤはあく抜きをしてから料理することをおススメします。
細切り、薄切りで、あくを抜きやすい状態のものは水に10~30分ほどつけておきます。
青パパイヤを切った後、ボールに水を入れて5~10分放置する
その間、2~3回水を入れ替えます。
最後に流水で洗い流す
水につけておくだけでもいいですが、塩を1つまみほどまぶして軽く手でかき混ぜて洗い、水に10分ほどつけ流水で洗い流すのもいいです。
注意すること
青パパイヤは酵素が豊富かつ、とても強いです。ですから素手で触るとお肌が弱い人はかゆみなどが出る場合がありますので、注意しましょう。
用心のため手袋をして調理するのがいいと思います。
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青パパイヤ皮のむき方・切り方
普通に瓜(うり)などを向くようにすれば大丈夫です。
注意することは、青パパイヤは酵素が豊富で強いです。
下処理をするとき、肌の弱い人は、素手で触るとかゆくなる時があります。
念のため手袋をして調理を始めるほうが安全です。
青パパイヤ 皮のむき方
青パパイヤを洗った後、縦半分に切ります。
瓜やメロンのように中に種がはいていますので、きれいに取り除いてください。
スプーンなどで取り除くと楽に取れます。
青パパイヤの頭とお尻をきり、ピーラーで皮をむく。
好みの大きさに切る。
ブロック、薄切り、細切り、料理により切り方が違います。
水につけてあく抜きをする。
青パパイヤ皮の切り方
青パパイヤはそれほど果肉は固くないので、スライサーで薄切りにしたり、千切りにすることもニンジンより楽です。
シーチキンのCMでシーチキンシリシリという料理を紹介していますが、「シリシリ」とは沖縄では細切り、千切りにすることを言うそうです。
切ったらあく抜きを忘れずに。
動画に分かりやすいものがありましたので、こちらも参考にしてください。
青パパイヤの保存について
青パパイヤ1個をそのまま保存する
青パパイヤを丸のまま保存するときは、新聞紙などで包みます。
熱い南アジアなどでよく食べられているように、寒さには弱いので冷蔵庫でも、直接冷蔵庫の冷気に触れない場所に入れて保存します。
青パパイヤの冷凍保存法
青パパイヤを冷凍保存する場合は、千切り・シリシリの状態にしてあく抜きをしてから、冷凍保存用の袋に入れて保存します。
約1ヶ月ほど持ちます。
煮物や汁物はそのまま鍋に入れて使います。
サラダや炒め物は自然解凍して使います。
炒め物はレンジでチンしてもかまいません。
しかし、サラダやシリシリは冷凍したものより、あく抜き後の生の青パパイヤが一番おいしいです。
青パパイヤの時期と旬
国産の完熟のパパイヤは5~9月ごろです。
国産の青パパイヤは8月から10月ごろ、沖縄などは12月ごろまで
通販などで買うことができます。
完熟も青パパイヤも輸入物なら1年中ありますが、完熟パパイヤでも旬のころしか見かけません。
まして青パパイヤは、まだ都心や大手スーパーくらいしか見かけません。
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青パパイヤの食べ方
青パパイヤはまだ国内で見かけることは少ないです。
青パパイヤの代用品としては、固めのきゅうりで代用するという人もいます。
青パパイヤのいろんな食べ方を調べてみました。
青パパイヤ(グリーンパパイヤ)のレシピ
タイ人のソウルフードといわれる青パパイヤのソムタム。
サラダ、炒め物、煮物など青パパイヤを使った料理を少しずつ紹介します。
青パパイヤ(グリーンパパイヤ)のソムタム レシピ
まず、青パパイヤといえばこれというタムソムを動画で紹介します。
ソムタムの意味は、ソムとは"酸っぱい"という意味で、タムは"突くたたく"という意味です。
ソムタムは伝統のタイ料理で、甘味、辛味、酸味のバランスがとても良いとても美味しい料理です。
ソムタムの調理法
パームシュガーは、きび砂糖や砂糖、はちみつなどで代用できます。
干しエビは、サクラエビで代用すると手軽にできます。
ナンプラーは今ではスーパーで簡単に手に入りますのでこちらはナンプラーを使いましょう。
ナンプラーは醤油の仲間ですが、ナンプラーは魚醤で日本の醬油の原料は大豆なので少し風味が違います。
カシューナッツの後にすぐレモン汁を入れていますが、レモン汁がナッツ類の酸化を防ぐので酸味のバランスだけでなく理にかなった順番です。
ソムタム用のすり鉢を使いますが、日本でわざわざすり鉢を買うほどでもない人たちのために、すり鉢を使わないレシピも紹介。
引用元:https://chefgohan.gnavi.co.jp/detail/4982
すり鉢を使う代わりに、ボールに合わせた調味料と長めの千切りにした青パパイヤとニンジンをしっかり手でもみます。
その後、トマトといんげんをまぜ味をなじませます。
キャベツとパクチーは盛り付けの時に彩りよく添えます。
青パパイヤのサラダ
引用元:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1040010462/
冷やし中華の上にのせる具のようなサラダです。
青パパイヤ、キュウリ、錦糸卵、カニカマを合わせ調味料で会えます。
ソムタイよりなじみやすいかも
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青パパイヤの炒め物
青パパイヤのツナしりしり
「しりしり」とは千切りという意味で、千切り用のスライスサー手早く済ませるのがコツです。
ニンジンと青パパイヤをスライサーで千切りにます。
ツナ缶は油ごとフライパンに入れ、千切りの青パパイヤとニンジンを入れ炒めます。
だしの素と醤油、塩コショウで味を調えます。
ほぐした卵をいれ、いり卵状になるまで炒めます。
盛り付けます。
青パパイヤのチャンプルー
引用元:https://cookpad.com/recipe/4257446
ツナシリシリのツナをお肉に変えたものがチャンプルーというイメージ
ハムや豚肉を炒め、醤油やみりんで味付けする。
青パパイヤのきんぴら
引用元:https://cookpad.com/recipe/4154821
千切りにした青パパイヤを、きんぴらの要領で鷹の爪と炒めます。
醤油とナンプラーを両方使うのが青パパイヤにきんぴららしい風味を出しています。
青パパイヤの煮物
タケノコやシラタキとだし汁、醤油、お酒一緒に煮つけます。
めんつゆで煮込めば手軽にできます。
油揚げやニンジン、しいたけなどいろいろ工夫できますね。
青パパイヤのひき肉カレー
引用元:https://cookpad.com/recipe/4122030
青パパイヤを1口大のブロックに切ります。
塩をまぶしてあく抜きをしておきます。
ひき肉、玉ねぎ、ニンジン、シメジなどを具に使います。
カレールーで普通にカレーを作ります。
あく抜きをしっかりすれば、カレーのルーも苦くなることはありません。
味がしみて美味しく食べられます。
青パパイヤの漬物
引用元:https://cookpad.com/recipe/1442389
青パパイヤをあく抜きすれば、普通の野菜のようにお漬物にもできます。
簡単なものは、浅漬けの素が簡単です。
ゴーヤの漬物やピーマンの漬物もありますが、同じように付け込んでも大丈夫。
漬物つけ汁
醤油:砂糖:酢を1:1:0.5で付け込む野菜の分量に合わせて作ります。
うま味を増すためにサキイカを入れるとより美味しくなります。
青パパイヤのぬか漬け
市販の糠漬けの素を使えば簡単です。
普通の野菜を漬けるように漬けます。あく抜きはした方が良いでしょう。
青パパイヤレシピデザート
青パパイヤのピール
引用元:https://cookpad.com/recipe/4799723
あくが抜けていれば美味しくできます。
砂糖シロップで煮て一晩、味をなじませ、グラニュー糖をまぶします。
オレンジキュラソーなどの洋酒を少し入れると大人の味に
青パパイヤはどこで売ってる?
まだまだなじみの薄い青パパイヤです。
しかし都心などでは、見られるようになりました。
また、イオンのような大きなスーパーで見かけることもあります。
しかし、田舎のスーパーでは、まだまだ店頭にも上らないこともあります。
手に入れるにはやっぱり通販でしょう。探して見て回るよりは確実です。
私はかなり田舎に住んでいますが、スーパーで聞いてみたところ、青パパイヤはそもそも扱っていないと言われました。
店に仕入れることはしないと話してくださいました。
青パパイヤとは
青パパイヤはグリーンパパイヤとも言われていて、パパイヤが完熟する前のものを青パパイヤといいます。
パパイヤは本来くだものです。
完熟パパイヤは甘味もあり、ねっとりとした触感ですが後味がよくさわやかです。
しかし、青パパイヤはアクも強く塩や流水でしっかりと灰汁を抜きます。
青パパイヤは果物というよりは野菜のように料理し食されます。
青パパイヤの栄養
青パパイヤは酵素も濃厚でビタミン・ミネラルも豊富に含まれています。
ビタミンC、ビタミンBの仲間葉酸、ミネラルの鉄分、カルシウム、カリウム、また食物繊維も豊富です。完熟したパパイヤにはビタミンA誘導体のカロチノイドも豊富に含まれています。
パパイヤはほかの果物に比べてカロリーが低くまた炭水化物も少ないのでダイエット助けになってくれる良い果物です。
実際ビタミンAもほかの果物に比べて大変多く、美肌や代謝力の助けになってくれますね。
青パパイヤの酵素
青パパイヤには、たんぱく質分解酵素、脂肪分解酵素、糖質分解酵素の
三大栄養素をを分解する3つの酵素を含んでいるとてもすごい果物です。
パパイヤの酵素は、熱にも強いので調理しても失われにくいのでありがたい食材です。
肉と一緒に料理をすれば肉が柔らかくなります。体にも負担がかかりにくいのでとてもうれしい食材です。
青パパイヤをおろして肉と一緒につけておけば、お肉もやわらかくおいしく仕上がります。
栄養の分解吸収を助けてくれるうれしい食材です。
もっと青パパイヤを日常の生活に取り入れていくのは、とても生活習慣にはよいことだ個人的には思っています。
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青パパイヤは苦い?あくの抜き方は?まとめ
最近は宮崎、鹿児島、高知や沖縄などには、青パパイヤのを生産している農家も現れています。
美味しいといわれている青パパイヤ料理。
日本でも定番なものになって、もっと手軽にスーパーで買うことができるようになるといいですね。
最近では日本の人たちにも辛い味が好きな人が増えてきました。
タイ料理によく使われる、青パパイヤも日本でも定番な果物、野菜になるといいな~